東京・池袋で平成31年4月に起こった、乗用車が暴走して通行人を次々とはね、母子2人が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われ禁錮5年の実刑が確定した飯塚幸三被告、ついに今まで頑なに曲げなかった自身の供述を辞め、ここにきて本心を語った。
「収監にあたって」と題されたコメント、その内容とは…
「勘違いによる過失だった」 飯塚元被告が従来の主張を撤回
「勘違いによる過失だった」 飯塚元被告が従来の主張を撤回https://t.co/XZklm7Xacz
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 12, 2021
「暴走は私の勘違いによる過失でブレーキとアクセルを間違えた結果だったのだと理解し、控訴はしないことにいたしました」
<収監にあたって>
先日の裁判の判決に従い、東京地方検察庁から呼び出しがあり、本日、収監されることになりました。
この度の刑事裁判では、事故当時の私には踏み間違いの記憶がなかったため、被害者とそのご親族の方々に心苦しくも無罪を主張させて頂きましたが、提出された証拠及び判決文を読み、暴走は私の勘違いによる過失でブレーキとアクセルを間違えた結果だったのだと理解し、控訴はしないことにいたしました。亡くなられた松永真菜(まな)様・莉子(りこ)様のご家族ご親族様と、お怪我をされた被害者の方々には深くお詫び申し上げます。私の過失を反省するため刑に服してまいりたいと思っております。また、この事故で多くの方々にご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。
飯塚幸三
引用元:産経新聞
事故当初は記憶が無く、自身に非が無いとして無罪を主張し続けたという飯塚被告、しかし裁判を続けていく中で暴走をしたのは車の誤作動などではなく、自身のブレーキとアクセルの踏み間違えた結果だった。と理解していったといいます。
この言葉をご遺族の方々はどれだけ待ったことでしょう…
亡くなった人の命が戻るわけではなく、今更言われても…と思うかもしれません。
しかし、少なからず晴れる気持ちもあるはずです。
対する世間の声
- 長いねん勘違い
- 非常にいまさら感はあるが、認めたことは評価したい。 正直、絶対に認めないだろうし、控訴や高齢による収監回避をするのだろう…と思っていたので、非常に驚いた。 松永さんもこれで次の人生に踏み出していくことができると信じたい。
- 変に嘘ついて自分は無実だと言い張って遺族の方々を更に傷付け、刑が確定した途端今までの嘘を撤回して勘違いでしたって…ここ2年間無駄に余計に傷付けられた遺族の方々はなんだったんだよ。
2年間も掛けてようやく真実を語った飯塚被告に、世間からはやはり「今更…」「2年間が無駄…」等といった声が多く寄せられているように見えました。
ついに終止符が打たれた「池袋暴走事故」、どうかご遺族の方が報われることを祈りたいと思います。