今回ご紹介するのは、読売新聞の人気コーナー「人生案内」で掲載された、80歳男性が息子の妻に抱える不満を相談するという記事です。
人間、考え方や捉え方が違うだけでここまでも人生が変わる。そんなことを教えてくれるとても深いお話です。
「長男の妻が忠告を聞かない」
相談者である80代男性は日頃から長男の妻に対し不満を抱いていました。
しかしどれも些細なことが原因でありましたが、相談者としてはそれらが本当に許し難いことであり、次第に絶縁したいという感情までも抱くようになっていくのでした…
それでは実際の記事をご覧ください。
奥様と2人暮らしをしている家に年に4、5回程長男家族が帰ってきます。
毎回孫を連れ遊びに来てくれたのだからと旅行や食事でおもてなしをしているのですが、長男の妻のお礼が出来ないことやひどい言動に会うたび不満を感じているといいます。
そんな光景を目に相談者の奥様は…
「今はそんなの当たり前。気にしない方が良い」
と諭してくれるのですが、腹の虫が収まらず、関係を絶ちたいとまで考えてしまう始末。
そんなやるせない気持ちをどうにかしたいと、今回相談に踏み切るのでした。
対するアドバイザーである作家の久田 恵さんは非常に的確かつ、さっぱりとした回答をくれました。
作家・久田 恵さんによる淡白かつ爽快な返し
忠告を20年続けても変わらないお嫁さんは、もうこれ以上何を言っても変わることはないだろうから「諦める」「関わらない」のどちらかしか選択肢はないと切り出します。
孫や奥様のことを考えると「関係を絶つ」ことは良策とは言えず、むしろ周りの家族を悲しませるマイナスな点が多いことを伝え「気にしない」ことが得策だとし、また、お嫁さんは夫の実家と付き合いをしているだけでも立派であり、逆に説教をされていてはお礼の気持ちが沸かないことは当然だと気持ちを代弁し、相談者自身も考え方を変えていく必要があるとアドバイスするのでした。
その後の関係は不明ですが、やはりお互いが良い意味で無関心であることが良好な関係を築くために必要なのだと考えさせられました。
それぞれ違う価値観や考えを持った人同士が関わるのだから上手くいかないのは当たり前であって、自分の意見ばかりを通そうと意固地になればなるほど結果自分の首を絞めてしまうのでしょうね…
人間関係について、とても深く考えさえられるお話でした…
少しでも「人生の参考になった」と思った方は是非「いいね」いただけましたら幸いです。
それではまた次の記事で…