ジャマイカ代表のハンスル・パーチメント選手は8月4日、陸上男子110メートル障害準決勝に出場予定だったが痛恨のミスを犯してしまった。
選手村からオリンピック会場に向かうバスに乗るはずが、誤って別の行き先のバスに乗り込んでしまい、気づいたころには既にバスで向かうには時間が間に合わない。
更にタクシーを使う程のお金を持ち合わせていなかったこともあり近くに居合わせたオリンピック関係者へと助けを求めました。
このことがきっかけでドラマのような感動エピソードは生まれました。
オリンピック関係者に助けを求める
ハンスル・パーチメント選手は事の経緯を伝えるとオリンピック関係者であるティヤナさんはタクシーで向かうようにとお金1万円を手渡し、ただちに会場へと向かわせた。
その時のことをティヤナさんはこう語っています。
「人生かけて日本に来てくれたんだろう」
「試合に出られなくて一生後悔させてしまうかもしれない」
その一心で手渡した1万円は後にこっそりとポケットマネーで手渡したことが分かっています。
受け取ったお金で向かった準決勝は見事に通過し決勝の切符を獲得、更に驚くべきことにその後行われた決勝でも勝ち金メダルに輝きました。
再びティアナさんの元に
その報告、お礼とお金を返すためにハンスル・パーチメント選手はティヤナさんの元に再び戻ってきました。
用意された沢山のサプライズプレゼントと金メダルを目にしたティヤナさんは歓喜のあまり言葉が出なかったとのこと…
ハンスル・パーチメント選手は自身のTwitterでその時の動画を公開し、感謝の気持ちを述べています。
Always be kind to each other 🙌🏾 pic.twitter.com/j1XvHRta4G
— Hansle Parchment, OLY (@ParchmentHansle) August 7, 2021
バスの乗り間違いによる痛恨のミスが生んだ奇跡の出会い、このエピソードは世界中へと広まり多くの方がティヤナさんの行動に称賛しました。
そして、驚くべきことにジャマイカ大使館から直々にティヤナさんの元にジャマイカへ招待したいと声が掛かっているそうで、ティヤナさんは現在相談中とのこと。
ドラマのようなエピソード、是非よろしければ「いいね」をポチッとお願いします。