読売新聞の大人気コーナー「人生案内」で過去に紹介され強烈な記事を一つご紹介します。
相談者である70代男性は、一流企業に勤める30代の息子がいます。
息子さんは小さいころから気が弱く、父が立派に育てようと大変厳しく育てられ、その甲斐あってなのか良い会社に入ることが出来、何不自由ないかに見えました。
しかし、突如息子に異変が起こったのです…
息子をうつ病に追い込んでしまう父親
ある日会社務めをする息子がこう漏らしたのです。
「会社に行くのがつらい。休職したい…」
そう、うつ病でした…。
しかし、そんな息子を見て父親は信じられない思考へと走っていったのでした…
実際の記事を読んでみましょう…
息子のうつ病の原因は父親が教育の一貫として行ってきた言葉の暴力、そんな現実を突きつけられさすがにショックを受けたそうですが、一切の反省は無く、
「うつ病など根性がたるんでいる」
と自分の非を認めることなく正当化しようとさえしました…
そして自分は一切悪くないとは思っているが、念のため専門家の意見を聞いておきたいという思いから今回相談へと踏み切ったと言います…
この身勝手すぎる前代未聞の相談者へ、アドバイザーである療内科医「海原 純子先生」は強烈すぎるカウンターを炸裂させるのでした…
優しいけど1番になれない息子に嫌気が差す母親、先生に相談するもド正論を「グサり」と返されてしまう
心療内科医・海原順子さんによるアンサー
海原順子さんは医学博士・心療内科医・産業医、そして大学の特任教授としてもご活躍されている、人の心の専門家でありプロフェッショナルと言えるお方です。
更に歌手・エッセイストと異色の経歴をもお持ちで、そんな傍ら「人生案内」の心の病に関するアンサーを手掛けています。
それでは一切の反論が出来ないごもっともすぎるアンサーをご覧ください…
一見厳しい教育方針は息子さんの経歴を見る限り間違っていないと見える、しかし息子さんの望む生き方か…という観点では大きな疑問があると切り出します。
完全に父親の価値観を押し付けていて、相手の人生を完全に否定している。子や妻は奴隷ではないと言います。
そんな身勝手な教育を続け、一切自分の価値観を認めてもらえず、逆らえば暴力を振るわれる。こんなことが続けばうつ病になることは容易に想像できる、それを受けてきた人がどれだけ苦しんできた想像するように諭します。
そして現実を受け止めると同時に、息子さんをしっかりと休ませることも勧め、一方、父親は自分の価値観を変えなくてはならないので、外の世界に触れる機会を作るように促されたのでした…
プライドが高く相手の意見を取り入れることが出来ない父親にこのアドバイスがどれだけ刺さったは分かりませんが、屈辱を感じたことは間違いないことでしょう…
どうか息子さんが社会復帰できていることを祈りたい限りです。
人の価値観や教育について深く考えさせられる記事でした。
「参考になった」と思った方は是非「いいね」いただけたら幸いです。
それではまた次の記事で…