フェイクニュースに踊らされるのは今も昔も変わりありません。先日コロナウイルスの影響で一時はトイレットペーパーが世界中の店頭から姿を消し、ようやくほとぼりが冷めてきましたね。
この騒動も元を辿るとある日本人が「中国から原材料が輸入できなくなる」とSNSで発信したことが事の発端で、情報が瞬く間に広がり騒動へと発展したと言われています。
こういった話は大正、昭和の頃から既にあり、時には会社を破綻の危機にまで追いやったデマ情報もあったのです。
本記事では、女子高生の軽口がフェイクニュースにへと変化していき、最終的には銀行を破綻の危機に追いやった事件についてまとめています。
女子高生発の軽口により破綻しかけた銀行
昭和四十八年(1973年)12月8日、この日にある女子高生3人組が世間話をしている中で生まれた他愛もない話がいつの間にか町中をパニックに落とし入れ、銀行を破綻の危機に追いやることになってしまったのです。
テレビで取り上げられた際の映像です。
銀行破綻の危機の内容整理
当時はSNS等はもちろん無く、人から人へと話が伝えられるうちに徐々に変化をしていき、最終的にはありもしない事実を誰もが信じてしまう事態へと発展してしまいました。
- B子「信用金庫なんてこの先危ないんじゃない」
- C子「豊川信金に就職が決まったA子にB子が信金は危ないって言ってたんだけど本当かな?」
- 叔母「豊川信金は危ないって本当かな?」
- 兄嫁「豊川信金は危ないらしいよ!」
- 美容師「豊川信金が危ないって噂知ってます?」
- クリーニング店「豊川信金危ないらしいわよ」と町中の多くの人に拡散する
- 友人・知人「豊川信金潰れるって話聞いた?」と多くの人が話し合うことによってさらに信憑性が増し、噂から真実へとすり替えられてしまった
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情報社会といえる今の時代には情報の選別は必須です。過去の過ちから習い、是非今後の人生に活かしていただければと思います。
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