TwitterユーザーのOKAMATIさんが、自身の娘との間にあったエピソードを紹介したところ、「これぞ教育」「素晴らしい」と大きな話題を集めることとなりました。
それは、娘がスーパーマーケットで触ってはいけないもの触ろうとして店員に注意をされた時の事でした…
店員に注意された娘に掛けた母の言葉
その日、OKAMATIさんは娘と一緒にスーパーマーケットに買い物に来ていました。
少しだけ目を離した隙に、娘がお店に置いてある触ったらいけないものを触ろうとした瞬間…
店員「触っちゃダメ!!」
店員さんが娘へと注意をします。
咄嗟に状況を把握したOKAMATIさんはすぐに店員さんに頭を下げ、
母「すみませんでした。」
と謝罪し、娘に対しては
母「目を離してごめんね。それでね、いつも言ってるけどお店にあるものはお店の大事な物なの。触ったらダメ」
と注意されたことをちゃんと理解させるために理由を伝えるのでした。
その後、人のいないところで娘が口を開きます。
娘「ママあのね、さっき怒られて怖かった」
するとOKAMATIさんは
母「それは違う。大きな声に驚いたんでしょ?」
と娘の解釈に誤りがあることを指摘すると、娘は素直に「うん」と頷きます。
そしてこう続けます。
母「注意をされて嫌だったって気持ちと大声に驚いて怖かったって気持ちはちゃんと分けなさい」
娘「…うん…」
母「それに大声に関しては店員さんは『大声を出してごめんね』って謝ってくれはったよね?」
娘「うん」
母「それでママはなんて言った?」
娘「申し訳なかったですって言った」
母「そうだね。『目を離して申し訳なかったです』って言ったね。じゃあ、○○は?○○は何か言った?」
娘「ううん…」
母「だね。『触ろうとしてごめんなさい』が言えたらよかったね」
娘「…」
注意されて嫌だった気持ちと大声を出されて驚いた気持ちを混同させてはいけないこと、また謝ることが出来なかったことに対しても、反省点があったことを伝え…
母「今から言いに行かなくていいよ。ね、ちゃんと気持ちを整理しよう。注意をされて嫌だったと大声に驚いたを一緒にしてしまうと『注意をされて怖かった』になって注意をしてくれた人を責めてしまう。これは違う。ちゃんと分けて考えよう」
娘「うん…」
母「難しいね。できなくていい。ちょっとずつ練習しよう」
注意されたことで気持ちが動転してしまったとしても、ちゃんと気持を整理するように。
その理由は場合によっては相手を責めてしまうことになる。ということを小さな子供相手であってもしっかりと教えるOKAMATIさんだったのでした。
■実際の投稿
お店で、触ったらいけないものに娘が触ろうとして店員さんが「触っちゃダメ」と注意をしてくださった。私は少し目を離していたので、すぐに店員さんに「すみませんでした」と頭を下げ、娘に「目を離してごめんね。それでね、いつも言ってるけどお店にあるものはお店の大事な物なの。触ったらダメ」と
— OKAMATI (@OKAMATI1) July 9, 2020
対する世間からは…
- 教育とは、本来こういうものなのだと改めて気づかされました。
-
お母さん素晴らしい…
考え方、言葉選び、全てが豊富で、恥ずかしながらこの歳でハッとしました。 -
自分も気付かせてあげられる教育者になりたいと思いました。
- あなたに育てられたかった(笑)
- 百点中3億点の教育ですわ…
物事を感情で判断せず、しっかりと論理的に考える教育。
非常に参考になるエピソードでした。
「参考になった」という方は、是非「いいね」いただけましたら幸いです。
それではまた次の記事です。