池袋暴走事故で妻(31歳)・娘(2歳)を亡くした松永さんが自身のTwitterにて「昨日久しぶりに妻と娘が夢に出てきました。」と投稿しました。
あの事故は嘘だった。本当はこうだったんだ。という想いが作り上げた別の世界。そんな夢物語にとても胸が締め付けられます。
松永さん「昨日久しぶりに妻と娘が夢に出てきました。」
池袋暴走事故
— 池袋暴走事故遺族 松永拓也 (@ma_nariko) August 19, 2020
遺族の松永です。
昨日久しぶりに妻と娘が夢に出てきました。
ふたりは軽い怪我で済んで、病院へ私が迎えに行くという、現実とは異なる状況の夢でした。
生前と同じように、ふたりとハグをして、沢山笑い、喋りました。
夢から覚めたとき、夢で会えた幸福感や、現実に対する悲しさなど
複雑な感情になりました。
— 池袋暴走事故遺族 松永拓也 (@ma_nariko) August 19, 2020
この夢のように、仮に2人が生きていたら、私にとっての「当たり前の日常」は恐らく続いていたと思います。しかし今はもう、その当たり前はありません。
事故前は日々の生活の中で忘れがちでしたが、当たり前の日常は尊いものだったのだと痛感しています。
尊いものだからこそ、交通事故を一件でも減らしたいです。交通事故は、日常を一瞬で変えます。
— 池袋暴走事故遺族 松永拓也 (@ma_nariko) August 19, 2020
コロナの影響で活動が思うように出来ず、行政への提言などのハード面での活動はなかなか出来ませんが、今後も交通事故撲滅活動を続けていきます。
一件でも事故が防げたならば、妻と娘の命を
無駄にしなかったと、2人に胸を張って言えると思うからです。
— 池袋暴走事故遺族 松永拓也 (@ma_nariko) August 19, 2020
一方で、私の中で最優先順位事項は裁判です。
最優先事項ですが、裁判がどのような結果であっても二人の命は戻りません。しかし、遺族としてただただ法に則って罪を償って欲しい。明確な処罰感情です。裁判に関してはその感情だけです。
ブログやTwitterなど、いつも皆様のコメントに返信出来ていませんが、拝見させていただいています。心から感謝いたします。
— 池袋暴走事故遺族 松永拓也 (@ma_nariko) August 19, 2020
今後ともよろしくお願い致します。
皆様コメントをくださりありがとうございます。
— 池袋暴走事故遺族 松永拓也 (@ma_nariko) August 19, 2020
皆様に悲しい感情や、怒りや憎しみなどの感情を与え、皆様の心を乱していたとしたら申し訳ないと思い追記します。
①私たちのように、交通事故で皆様の日常が無くならないことを願う。
②その為に活動をしたいということ。
③裁判に関しては【つづく】
遺族として淡々と処罰感情を求める。
— 池袋暴走事故遺族 松永拓也 (@ma_nariko) August 19, 2020
この3点をお伝えしたかったです。
交通事故で毎日約8人亡くなります。こんな想いはもう誰にもさせたくありません。
以下URLは、昨年国交省に要望書を提出したブログです。https://t.co/E87aQN78Db
こういった活動をしています。裁判後も続けます。誰しもが
被害者にも加害者にもなり得る交通事故を、世の中のみんなで無くしていきたいと私は思っています。
— 池袋暴走事故遺族 松永拓也 (@ma_nariko) August 19, 2020
これからも何卒よろしくお願いいたします。
Twitterでの声
心中お察しします。
— YN1230 (@yyqq66) August 19, 2020
松永様がご家族を亡くされた後も、高齢者による不幸な事故が後を立ちません。免許制度、刑法の見直し、そして絶対に人に衝突しない車の開発などが進むことを願っています。私自身もけっして忘れることなく然るべき年齢になったら躊躇いなく免許を返納します。
読んでいて、涙がでました。いつも本当に交通事故防止の活動をしていただき、ありがとうございます。
— tanaka shizuka (@bluetopaz_1124) August 19, 2020
夢で会えた時は、どんなに幸福に満ち溢れていたでしょう…それが、夢だと知った時の悲しさを想うとき言葉がありません。奥様と、可愛い盛りの娘さんの心はいつも松永さんに寄り添っていますね。
— Campanula・rarara (@CampanulaRarara) August 19, 2020
あまり政治の話はしたく無いのだけど…
— ミヤティ@受験指導とキャリア教育の人 (@akimiya1_0410) August 19, 2020
煽り運転は急速に法整備が進んだ。
この件は、死亡事故なのにことの進みが遅いという印象しか受けない。何かの制度が変わった記事も見ない。
国会議員が問題視して制度変更したら、高齢者ドライバーの反発を受けて票取りに不利になるからだろうか。
ちなみに、15年ほど前うちの祖父は腰も曲がってないしインターネットもばりばりするぐらい超元気な高齢者だが、70歳になるときに自主的に免許返納した。
— ミヤティ@受験指導とキャリア教育の人 (@akimiya1_0410) August 19, 2020
車社会の静岡県で。
値段もつかない古い車を、自分が引き取る代わりに、自転車をプレゼントした。今思えば、祖父は英断だった。
松永さんは妻・娘、2人の人生を背負い、共に生きているのでしょう。想像を絶する程の深い悲しみがあるはず、それでも気丈に振舞う姿勢には非常に感銘を受けます。
松永さんが最後に放った言葉
被害者にも加害者にもなり得る交通事故を、世の中のみんなで無くしていきたいと私は思っています。
この思いを無駄にしないようにするためにも、誰もが加害者にも被害者にもならないように、日々気を付けるべきことはやっていかなくてはなりませんね。
是非松永さんの声を多くの方に届ける為にもシェアいただけたら幸いです。