夜の街を走る乗用車が男性を轢きその場から逃走し、後に逮捕されるも不起訴という考え難い事故が発生した。
ひき逃げタヒ亡事故でも「ゴミだと思った。」の一言で不起訴
名古屋市南区の見通しの良い直線道路で起こった。
この日、事故現場に面した中華料理店で飲食をしていた鈴木登喜夫さん(69)は、酒に酔っていたせいか、歩道の縁石につまずいて車道側に転倒。自分で起き上がろうとしたその瞬間、シルバーの乗用車が登喜夫さんの体に乗り上げた。
しかし、車は停止せずそのまま逃走。登喜夫さんと一緒にいたA氏(30)は必死で追いかけたが間に合わず、鈴木さんは運ばれた病院で間もなく死亡が確認された。
帰宅後、妻に「何かひいたようだ」と告げ、事故から約1時間半後、再び現場へ戻った加害者の西部祐被告(当時36)は、実況見分を行っていた警察によって任意同行を求められ、車の損傷も確認。自分の車がこの場所で人をひいたことを認め、逮捕されたのだった。
この事故で死亡した鈴木登喜夫さんの長男・鈴木徳仁さん(48)は振り返る。
「ようやく見つけた映像には、父が跳ね飛ばされる瞬間と、事故後、停止することなく速度を上げて逃走するシルバーの車、そしてその車を必死で追いかける、黒い服を着たAさんの姿がはっきりと映っていたのです。辛い映像でしたが、これを見る限り、加害車は時速40キロをはるかに超えていることは明らかでした」
ところがこの事件、その後、思わぬかたちで処理が進んでいく。
加害者は「自動車運転過失致死罪」で略式起訴され、罰金30万円の略式命令を受けたが、「ひいたのは袋に入ったゴミか石だと思った」と供述したため、ひき逃げ(道路交通法違反)については不起訴処分となったのだ。
引用元:現代ビジネス
「ひいたのは袋に入ったゴミか石だと思った」の一言でひき逃げについては不起訴。
ドライブレコーダーで証拠は十分ではないのだろうか?いくら車道に人が飛び出しているとは言え、見通しの良い直線道路、前方不注意には問われないのか?疑問しか残らない。
【動画】遺族が公開した後続車タクシーのドライブレコーダー映像
遺族が探し回って、事件後1週間経った時に後続を走るタクシーが撮影していたドライブレコーダーの映像を入手し、ただちにネットへの公開を踏み切った。
動画を配信する為にチャンネルを開設したのだ。
■公開された映像
映像ではしっかりと人が倒れていることは確認でき、タクシーに乗車している人の反応から見る限りただ事ではないことが見て取れる。
問題の瞬間は24秒付近でタクシーが急ハンドルを切る時に写る。その後現場を逃げ去るかの様に加速する車がしっかりと映り込んでいる。
不起訴3回の後、起訴される異例の事態に
「覚えていません。」
都合が悪くなると大人とは思えない言葉を続けるだけで話し合いにもならない。
今もなお戦い続ける遺族を思うと非常に胸が痛くなります。
どうか良い意味での決着を迎えてもらいたいものです。
こういったことが現実に起こっています。
是非あなたの身近にも起こりうることですので、注意喚起の為にもシェアいただけたら幸いです。