今回ご紹介するのは読売新聞の人気コーナー「人生相談」に寄せられた80代女性からの相談。
「初恋の人が忘れられない」という80代の相談者は、別の優しい旦那様と家庭を築き、子どもたちにも恵まれ、何不自由ない人生を過ごしてきたのでした。
しかし、その裏では数十年間も初恋の人を密かに想い続けて人生を送っていたのでした。
そして、どうすることのできない、やるせない想いをどうにかしたいと今回「人生案内」へと相談をしてきたのでした…
「80代 初恋の人忘れられない」
実際の記事をご覧ください…
相談者女性が初恋の人と出会ったのは高校1年生の時、ずっと片思いで話すらまともに出来なかったと言います。
その後数十年の時が経ち、70歳を祝しての同窓会でついに初恋の彼と再会したのでした。
彼とは今までの時間を取り戻すかのように思いっきりおしゃべりをして、そのひと時を心から楽しみ、「きっと次回もある…」と心に思いながらその日を終えました。その日が彼と会う最後の日になるとも思わずに…
彼の訃報を知った時には酷く落胆され、「あの日もっとおしゃべりをしていれば…」と後悔の念に駆られました。
しかし、自分は愛すべき旦那と子供たちがいる身分、こんな想いをしながらも家族と接することに後ろめたさを感じ、やり場のない想いをどうにかしたいとアドバイスを求めることにしたのでした…
対するアドバイザーである作家・出久根 達郎さんは相談者の気持ちを全てくみ取り、本当に素敵すぎる回答をしてくれたのでした。
人生経験豊富なアドバイザー「出久根 達郎さん」による素敵すぎる回答
アドバイザーである出久根 達郎さんは、生活保護の家庭で育ち、苦労した幼少期を経て直木作家になった。人生の酸いも甘いも知るその人生経験豊富さから、幅広い年齢層の相談を的確なアドバイスで返していくことで有名です。
そんな出久根さん、今回の少し難しい相談に対しても相談者の意見を全て包み込む素敵すぎる回答をくれました。
それでは実際の回答をご覧ください…
まず第一声に「ほんわかとうれしく…」「恋に年齢は関係ありません」と、家庭を持ちながらも恋する相談者を肯定し、初恋は「かけがえのない財産」で宝物なのだから大切にするようにと恋する気持ちを後押しします。
そして、誰だって初恋は胸に抱いているのだから、家族の人にも決して後ろめたい気持ちを持つ必要はなく、更に恋とは誰もが後悔と失敗の連続で思うように実らないモノで、きっと成功していたら今のような気持になることもなく、平凡な日常を送っていたのだから、実らない恋もそれはそれで良いモノだと言います。
そんな甘酸っぱい想いをこの年まで味わうことが出来るのは「初恋をした人の特権」で、心ゆくまで恋に浸ればいい。きっと亡くなってしまった初恋の彼も嬉しいはずだと……正に回答者が求めていたであろう素敵な回答をくれたのでした。
80代を向けえるまでずっと初恋の人を想い続けていた彼女が、初めて自分の気持ちを受け入れられた瞬間だったかもしれませんね…
もう実ることの無い恋、彼女は残りの人生を甘酸っぱい想いを胸にしまい送っていることでしょう…
とても心温まる人生相談でした…
この記事が「素敵だった」「初恋を思い出した」なんて思った方は是非是非「いいね!」いただけましたら幸いです。
そして、あなたの恋、HAPPY Feed TIMEは応援しております。
それでは良い恋してくださいね……
今回のアドバイザーである出久根達郎さんの「人生案内」が一冊の本にまとめられました。
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